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2025年6月1日 復活節第7主日礼拝説教要旨「ここにはいない」
ルカによる福音書24章44~53節 ペンテコステは、言語や民族の違いを超えてキリスト教が広まっていったという出来事ですが、イエスが生きた時代のイスラエルはローマに支配されており、誰が仲間で同じ民族なのかということは大きな問題でした。「民族・国民(ネーション)」の問題が大きくあったのです。現代に生きる私たちは急速なグローバル化の中にあって、社会の変化を身近に感じるようになりました。私たちは「民族・国民(ネーション)というカテゴリーで人びとを分け隔てていく仕組み(小山哲ほか『中学生から知りたいパレスチナのこと』2025年、p.124)」に大きな影響を受けています。 ルカによる福音書と使徒言行録は同じ人が書いたとされていますが、ルカによる福音書はイエスの誕生から十字架での死と復活、使徒言行録は復活の後に教会ができていく様子が書かれています。今回の聖書箇所はイエスの昇天が書かれていますが、イエスの誕生から教会の広がりという歴史の中では中間にあたる箇所と言えます。ここでは「天に上げられた(50節)」イエスが、神の右にいるということが語られますが、これは初期
masuda4422020
11 時間前読了時間: 2分
2025年5月25日 復活節第6主日礼拝説教要旨「イエスの祈り」
マタイによる福音書6章1~15節 先日行われた教区総会では、上程された議案がすべて可決されましたが、法定議案の他に可決された大きなものとして教区互助に関連した新たな教区負担金の算定基準が2026年度から行われるということが可決されました。なぜこのような議案が出されたのかというと、支えあうということが教区として寄り集まる中では生命線であるという理解をしたからです。私たちの尼崎教会は会衆派の教会であり、「各個教会主義」という考え方をしましが、これは裏を返すと孤立しやすいということでもあります。そうではなく、近隣の教会との関係性に開かれて、助け合いながらこの困難な時代を生き抜いていくということが、この議案で語られていることだと理解しています。教会では神と人との関係性を見つめることがあります。しかしこの関係性は、人と人・教会と教会の関係性にも模倣されていくべきものなのではないでしょうか。 イエスは律法学者などがするように、人前で祈ってはいけないと語りました。これは他者からの評価を気にする偽善ということです。そうではなくイエスが薦めたのは、閉じこもった場所
masuda4422020
11 時間前読了時間: 2分
2025年5月18日 復活節第5主日礼拝説教要旨「神が行う業」
ヨハネによる福音書14章1~11節 以前、釜ヶ崎にあるシェルターと呼ばれる施設を見学しました。シェルターとは臨時夜間緊急避難所とよばれるもので、野宿を余儀なくされる人々の寝る場所を用意するということを大阪市からの付託事業として行われています。多い時で1,000人が1日で利用していたそうですが、今でも200人ほどの利用が1日であるのだそうです。釜ヶ崎では野宿する人が減ったと言われていますが、実際にシェルターを利用する人たちが多くいる様子を見て衝撃を受けました。根本的な課題は解決していないのです。野宿者が減った理由の一つに、ネットカフェの存在などもあります。 「わたしの父の家には住む所がたくさんある。(2節)」ということが語られていますが、昔から住む場所ということは大きな問題で、住む場所がなくなるということが昔からあったと思います。誰もが安心して生きるためにどうすればよいのかということが、この聖書からは投げかけられているのではないかと思います。また住む場所が多くあるということは、誰をも排除しないという神の姿勢があらわれていると読み解くことができま
masuda4422020
11 時間前読了時間: 2分
2025年5月11日 復活節第4主日礼拝説教要旨「復活のイエス」
ヨハネによる福音書11章17~27節 新しいローマ教皇を決めるコンクラーベが行われましたが、これは秘密に行われる選挙です。キリスト教が経済的に安定し始めた時代にあっては、教皇が政治的に利用されたり干渉されるということがあり、現在のような形になったそうです。教会は世俗的な世の中からは切り離されているように見えて、じつは「抑圧的な国家/資本主義の重要な一環として機能(マニュエル・ヤン『バビロンの路上で―律法に抗う散歩者の夢想』2024年、p.169)」という側面もあるということを思わされます。 イエスと仲の良かったラザロは突然に死んでしまいます。姉妹のマリアとマルタは悲しみに暮れ、多くの人が慰めるために訪れました。そこにイエスは弔いのために家に行くのではなく、生き返らせるために墓へと向かいます。イエスが来たことを知ったマルタは「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに。(21節)」と語ります。そしてイエスは「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。(25節)」と語り、ラザロは生き返りました。
masuda4422020
11 時間前読了時間: 2分
2025年4月20日 復活節第1主日礼拝説教要旨「ギャングの楽園」
桝田翔希牧師 ルカによる福音書23章39~43節 イースターという出来事は、長い時間を経て「きょう」まで人間に大きな問いかけをするものです。神学者のC. S. ソンは十字架の物語について、「社会的、政治的、経済的、文化的、かつ宗教的に抑圧され、搾取され、不利益な処遇を受...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年5月4日説教要旨「昔話に聞く」
マタイによる福音書 12章38~42節 桝田翔希牧師 釜ヶ崎は大昔、海に面していたという話があります。地形の変化や埋め立てなどで、今は海から遠く離れた土地ですが、「釜ヶ崎」という地名そのものが、昔は海に面していたという証拠で、他にも近辺には「浜」や「舟」など水に関わる地名が...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年4月27日説教要旨「真実の形」
マタイによる福音書 28章11~15節 桝田翔希牧師 イースターという出来事は、長い時間を経て「きょう」まで人間に大きな問いかけをするものです。神学者のC. S. ソンは十字架の物語について、「社会的、政治的、経済的、文化的、かつ宗教的に抑圧され、搾取され、不利益な処遇を受...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年4月13日 受難節第6主日礼拝説教要旨
「キレネ人のシモン」桝田翔希牧師 マタイによる福音書27章32~56節 レントの最後の1週間は、受難週と呼ばれる特別な週となっています。レントの期間もそうで須賀、イエスの苦しみを想起するという意味で、何かを我慢したり断食をするということが行われたりします。しかし、断食をしな...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年4月6日 受難節第5主日礼拝説教要旨
「つかえる者」桝田翔希牧師 マタイによる福音書20章20~28節 年度の変わり目にあたり、予算組みなどもする時期ですが、ここ最近はすべての値段が上がっており予算組みも難しくなっています。信仰共同体としての教会はこの世とは違った価値観を大切にしていますが、お金の問題は切り...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年3月30日説教要旨「イエスの変容」
マタイによる福音書 17章1~13節 桝田翔希牧師 私たちは、様々な変化を人生の中で経験します。また私たち個人の変化だけではなく、街も時間をかけて変わっていくものです。尼崎に赴任して4年間でも、店がつぶれたり、駅前が変わったりしました。街が変わっていく中で、私たちはどのよう...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年3月23日説教要旨「岩の上の教会」
マタイによる福音書 16章13~28節 桝田翔希牧師 イースターが近づいてきましたが、この時はイエスの十字架での死と復活を改めて覚える期間です。十字架はシンボルとしてもよく用いられ、ファッションでも使われるので馴染みがあるものです。しかし、そもそもは死刑の道具であり、恐怖で...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年3月9日説教要旨「いのちに向かう知恵」
ルカによる福音書 12章13~21節 桝田翔希牧師 昨年から米の供給が不安定なことや価格高騰が止まらず、不安な日々が続いています。政府は備蓄米の21万トンの放出を決めましたが、膨大な量の米の所在が分からなくなっています。この数十年、食べ物が無くなることなど日本では考えられな...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年3月2日説教要旨「疑いの心」
マタイによる福音書 14章22~33節 桝田翔希牧師 礼拝当日は3月2日ですが、翌日の3月3日と言えば多くの人が「ひな祭り」を連想する日ではないでしょうか。しかしこの日にはもう一つ歴史的に大きな意味がある日で、1922年に全国水平社創立大会が行われた日です。大会で採択された...
masuda4422020
2025年5月3日読了時間: 2分
2025年3月2日説教要旨「疑いの心」
マタイによる福音書 14章22~33節 桝田翔希牧師 礼拝当日は3月2日ですが、翌日の3月3日と言えば多くの人が「ひな祭り」を連想する日ではないでしょうか。しかしこの日にはもう一つ歴史的に大きな意味がある日で、1922年に全国水平社創立大会が行われた日です。大会で採択された...
masuda4422020
2025年3月1日読了時間: 2分
2025年2月16日説教要旨「神の律法」
マタイによる福音書 5章17~20節 桝田翔希牧師 2月11日は【信教の“自由”を守る日】として守っています。「自由」ということについて、キリスト教の中のプロテスタント、そして更にその中の組合教会(会衆派)と呼ばれるグループでは「自由」という言葉がキーワードの一つとされてき...
masuda4422020
2025年2月15日読了時間: 2分
2025年2月2日説教要旨「思い改めて」
マタイによる福音書 21章12~16節 桝田翔希牧師 この1週間、フジテレビの記者会見などがあり大変なことになっていますが、テレビや放送ということに関係して、私たちが普段扱うことのないような大きなお金が動いているということを感じました。また近年では、個人が動画を配信できるよ...
masuda4422020
2025年2月1日読了時間: 2分
2025年1月12日説教要旨「天からの声」
マタイによる福音書 3章13~17節 桝田翔希牧師 日本の年末年始は宗教行事が続く季節と言えるかもしれません。クリスマスを祝った後、除夜の鐘を聞いて年末を過ごし、年明けには初詣に行く人が大勢います。普段であれば宗教色の薄い日本が、急に宗教に関わる生活にこの時期だけなります。...
masuda4422020
2025年1月11日読了時間: 2分
2025年1月5日説教要旨「イエスの公生涯」
マタイによる福音書 4章1~11節 桝田翔希牧師 2025年、新しい年を迎えました。この1年が希望に満ちたものになることを願いながら、歩みを始めたいと思います。年末年始は兵庫教区に来てからは、神戸の冬を守る会の越年活動に参加するようになりました。阪神淡路大震災を契機に始まっ...
masuda4422020
2025年1月11日読了時間: 2分
2024年12月29日説教要旨「難民の記憶」
マタイによる福音書 2章1~12節 桝田翔希牧師 教会暦はクリスマス礼拝を経て待降節から降誕節へと変わりました。クリスマス礼拝直後の聖書箇所には誕生後のイエスを東方の学者が訪ねるという場面が例年選ばれています。旧約聖書の伝統では、他の宗教という含みのある占星術は忌避されるも...
masuda4422020
2025年1月11日読了時間: 2分
2024年12月22日説教要旨「ここに希望がある」
マタイによる福音書 1章18~23節 桝田翔希牧師 イエスの誕生を祝うクリスマスの季節となりました。いつもであればこの時期、ベツレヘムには多くの観光客が来るそうですが、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区ということなのか、戦禍を避けて閑散としているそうです。いつも飾られてい...
masuda4422020
2025年1月11日読了時間: 3分
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